ATR半蔵門にて、2013年1月30日から3月6日までの6週間にわたり、水曜早朝に漆原みゆき(JSPO-AT)と服部美幸(NATA-ATC)による「実践!傷害評価法〜下肢編&上肢編〜」が開催されました。
今年度2クール目となる本シリーズにも、アスレティックトレーナー、鍼灸師、柔道整復師、パーソナルトレーナー、アスレティックトレーナーを目指す大学生、専門学生と、幅広い職業の方にご参加いただきました。
「問診」「観察」「触診」「スペシャルテスト」とそれぞれの部位でどのようなことに注意して実際に評価をしていかなければならないか、解剖学的な解説を入れながら順を追って進め、時間が許す限り、複数名の局所の触診やテストを実践し、「頭で理解し手で覚える」を繰り返しました。
質の高い評価を行なうことで、迅速な選手対応ができるようになるということを、実技を通して学んで頂きました。
傷害評価とはこのケガが骨折なのか?打撲なのか?又は捻挫なのか?などをさまざまな情報を元に調べることです。
現在では、多くの傷害評価法の書籍が出版され、トレーナー養成校でも傷害評価法の授業はありますが、いざ選手を目の前にしてしまうとなかなか上手く出来ず、これでいいのか?と、戸惑う多くの学生トレーナーを見てきました。
この傷害評価法のセミナーでは、弊社で行われている「朝トレ」早朝勉強会から、さらに解剖学的な解説を入れながら問診、視診、触診、スペシャルテストの理解を深め、質の高い技術を身につけ、自信を持ってフィールドに立ち向かえるように、実技を中心に進めてまいります。下肢の傷害評価法では各日程の最後に競技復帰した際の患部のテープを施す前に、実際に選手が行っているエクササイズをご紹介いたします。
■講義内容
◆問診
[when][where][what][how][why]を基本とし、様々な視点から問診を行うことにより沢山の情報を得、このケガはこれかもしれない、又はこれではない可能性があると、評価をする。
◆観察
歩行、立位姿勢、アライメントなど患部にとらわれず全体を観察し評価する
◆触診
触診時の注意点などふれながら正確な位置を確認する
骨
・ジョイントライン
・筋
・靭帯
・半月板
・神経
・血管
◆スペシャルテスト
骨・筋・靭帯・半月板テスト(膝関節)、神経学的テスト:MMT、反射、知覚、神経支配を確実に出来るように訓練する
・関節可動域テスト
・筋力テスト
・スペシャル・テスト
・神経テスト
・循環テスト
◆講義日と講義内容
第1回 2013年1月30日(水)膝関節
第2回 2013年2月6日(水)足関節
第3回 2013年2月13日(水)股関節・足部
第4回 2013年2月20日(水)肩甲帯
第5回 2013年2月27日(水)肩甲帯・肘関節・前腕部
第6回 2013年3月6日(水)手関節・手部
日 時 | 第1回 2013年1月30日(水) 第2回 2013年2月6日(水) 第3回 2013年2月13日(水) 第4回 2013年2月20日(水) 第5回 2013年2月27日(水) 第6回 2013年3月6日(水) 8時00分〜9時30分 受付7:45〜 |
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参加対象 | アスレティックトレーナー、理学療法士、スポーツドクター、柔道整復師、鍼灸マッサージ師、カイロプラクター、その他スポーツ障害に興味のある方々 |
受 講 料 | 全6回同時申込 15,000円(税込) 各回 3,000円(税込み) |
キャンセル料 | キャンセル料は下記の状況になった場合発生します。 ワークショップ開催日時より31日〜40日前までに受講をキャンセルした場合は受講料の全額払い戻しがありますが、開催日時より1日〜30日前までに受講をキャンセルした場合は受講料の30%のキャンセル料が発生します。 またワークショップがキャンセルになった場合は、受講料の全額が払い戻されます。 |
申込〆切 | 全回同時申込 2013年1月25日(金) 各回申込 各回開催日前週の金曜15:00まで |
定 員 | 先着15名様迄 |
服 装 | テストする部位が露出しやすい格好(更衣室有り)室内シューズ(スリッパ・サンダル可)をお持ちください。 |
会 場 |
ATR半蔵門(トライ・ワークスセミナールーム)※2020年4月より移転しました 住所:東京都千代田区一番町15-8 壱番館1階 TEL:03-6380-9156 東京メトロ半蔵門線 半蔵門駅 5番出口から徒歩3分 東京メトロ有楽町線 麹町駅 3番出口から徒歩4分 アクセス ・半蔵門駅5番出口から出て左へ、一番町の交差点を左へ曲がりそのまま280mほどまっすぐ進んで下さい ・麹町駅3番出口から出て右へ、信号のある1つ目の交差点を右へ曲がりそのまま200mほどまっすぐ進んで下さい |
問い合わせ/(有)トライ・ワークス |