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08年リコーMLB開幕戦メディカルリエゾンサポート報告

永井 宏和ATC Oakland Athletics編
第1回「組織の力について」

Oakland Athleticsはメジャーリーグの中でもBoston RedsoxやSeattle Marinersなどで日本人選手が活躍している人気チームと比較すると、それ程日本では知られていないチームではないでしょうか。もし知られていると言えば、あの綺麗な緑と黄色の組み合わせの帽子と「マネー・ボール」で有名な現GMのビリー・ビーンでしょう。Oakland Athleticsの選手の国籍は、主にUSA、カナダ、ドミニカ共和国、プエルトリコ、ベネズエラです。日本人はマッサージセラピストが1名います。会話はほとんどが英語で、時々スペイン語が聞こえてきました。比較的、「国際色豊かなチーム」だと思います。

Oakland Athleticsを一言で説明すると「若いチーム」です。非常に選手の年齢が若く、二十代の選手が中心です。ビリー・ビーンGMの「無名の実力派を格安で手に入れ、強いチームを作る」という考えに基づいたチーム作り。それがこのチーム一番の特長ではないかと思います。「初球は絶対振らない」、「バントは禁止」など、色々なチーム方針をテレビ等で耳にしましたが、今回のMLB開幕戦を観て、そういった決められたチーム方針を、選手全員で守っているように感じました。一人で数十億を稼ぐようなスター選手はいないが、実力のある選手とコーチ陣が一丸となりチーム方針を守り戦っている、という印象を受けました。これが一時期、MLB上位チームと比較し三分の一の投資額で上位チームと同等に戦えた「チーム力」に結びついていると思います。

今回来日したOakland Athleticsのチームの編成を紹介します。オーナー、GM、監督、コーチ陣が計9名、Dr.が2名(内科と整形外科)、S&Cコーチが1名、ATCが3名(メディカルコーディネーター、ヘッドトレーナー、アシスタント)、マッサージセラピストが1名。それに映像コーディネーター1名、専属カメラマン1名、旅行担当1名、用具担当が2名、マスコット担当1名等。およそ40数名のスタッフがおり、選手とその家族が一緒に来日してあたので、チームの総動員数はかなりの数になっていたと思います。

その「若いチーム」オークランドですが、クラブハウス内でも、「若いチーム」らしく、元気で、活発な雰囲気を出していました。ある選手はドライアイスをペットボトルに入れ、それを水と合わせて爆発させ、クラブハウス中を驚かせていました。練習前の空き時間にチェスで真剣勝負をしたり、数少ないベテラン選手達も一緒になりふざけ合って楽しそうな様子を見て、アメリカの大学野球部の雰囲気とあまり変わらないのでは、という印象を持ちました。しかし、「若いチーム」Oakland Athleticsも試合開始と共に、プロフェッショナルな表情へと変わります。ミスをすると、自分自身に叱咤激励し、すぐにクラブハウスにいるビデオコーディネーターの所に行き、プレーのチェックし、次の出番に備える。そして、可能な限り一人一人がチームの方針に基づき自分の与えられた仕事をしていく。そのような印象を帯同期間中受けました。

その「若いチーム」が年を重ね、実績を残し、年俸が高額になると、チームから離れていく。その一方、実力のある新しい若い選手がどんどんチャンスを掴みにくる。そのような厳しい状況下で、試合に出場している若い選手達も、与えられたチャンスを掴もうという必死さが、プレーやビデオ分析をする行動に表れていました。

Oakland Athleticsのすぐそばでチームの雰囲気を感じ、選手達の表情を見て、チームの良い意味での「若さ」を感じました。これから、この選手達がどう成長していくか非常に楽しみです。この「若いチーム」がOakland Athleticsの特長であり、ファンは選手達の将来性に魅了されているのだと思います。